「徳島の豊かな自然を子供たちに伝えたい!」と環境保全の活動をしています。
9月2日にとくしま植物園で〝藍の生葉染め体験〟を開催しました。
徳島新聞の情報とくしまにも案内されましたが、
すぐに満席になり,〝藍染め〟への関心の高さがうかがわれました。
それでは当日の様子を エコ会Mさんのレポートでご報告させて頂きます!
「藍染め」といったら、藍の葉を発酵・熟成させた染料「蒅(すくも)」を使う方法を思い浮べると思いますが、摘み取った藍の生葉を使って染める方法「生葉染め」もあります。生葉染めは、誰でも簡単に、自分の手で染め上げる事が出来る方法でとても楽しいです。
まず、藍の収穫です。
藍の刈り取りは7月から9月頃、生葉染めが出来るのは、新鮮な生葉が手に入るこの時期だけです。一般社団法人ジャパンブルーが上板町で育てている藍畑で刈り取りました。
熱中小学校(大人の学校)関係で藍を提供してくれました。感謝です。
会場設営をします。ミキサーなど道具を並べます
藍も机に盛りました。
さあ、受付です。
阿波踊りの衣装を着た竹フクロウもお出迎えです。
エコ会Nさん作! |
はじめに説明を聞きます。
体験開始!
藍の生葉の摘み取りです。
藍畑では、花をつけている藍もありました。
小さくて可愛らしい花です。
摘み取った生葉、水を計ります。
ミキサーに生葉50g、水500mlを入れます。
スイッチオン!葉が細かくなるまでよく混ぜます。約1~2分。
混ぜた液(2回分)を濾します。
濾した液、これが染め液です。
絹ならこの染め液で大丈夫ですが、綿は染まりにくいため、還元剤(ハイドロサルファイトコンク 15g)とアルカリ(ソーダ灰 10g)を入れて混ぜ、溶かします。
スカーフに、ビー玉、棒、輪ゴムなどを使って絞り模様をつけます。
スカーフを染め液に約20分漬けます。
染め液から出して絞りを外します。
液から出した直ぐは緑色。
空気に触れだんだん青くかわってきます。
水で余分な液を洗い流して出来上がり!
木漏れ日がきれいな木陰で乾かします。
自分の手で染め上げた、世界でひとつの藍染めスカーフが出来上がりました。
徳島の自然環境が育んだ藍に触れ、阿波の藍染めの歴史を感じながら、自然の恵みを享受して頂けたと思います。 (report by T.M. photo by A.M. H.S.)
みなさん、とても素敵な藍のスカーフができましたね☆☆☆
今年は、7月24日が「とくしま藍の日」に制定されました。
2020年の東京オリンピックでは、エンブレムに藍色が使われています。
これからますます「藍」に注目ですね!
スタッフの皆さまお疲れ様でした。
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