2025年8月13日水曜日

第4回里山自然体験 藍の生葉染め体験・グリーンたい肥のお話し

 こんにちは、徳島市ecoリーダー会です。

「徳島の豊かな自然を子どもたちに伝えたい!」と
環境保全活動をしています。

8月9日(土)に里山自然体験【第4回】「藍の生葉染め体験・グリーンたい肥のお話」を
とくしま植物園で開催しました。(日亜ふるさと振興財団助成対象事業) 

参加者は、9組25人(大人10人、子ども15人)です。

とくしま植物園 緑の相談所

徳島の藍染めは〝阿波藍〟として昔から親しまれてきました。

藍染は、藍の葉を発酵させて作る「すくも」で行われますが、
生葉で手軽に染める方法もあります。

今回は、とくしま植物園で育てた藍を使って生葉染めを行いました。

当日の朝、スタッフが刈り取り、
葉っぱをちぎりました。

刈り取った藍の葉

みんなでちぎりました

1人当たり100g計量して、準備しました。


染めに使う薬品2種類と模様付けの道具類

里山自然体験、初めに代表がご挨拶させていただきました。


そのあと、
「藍のお話し」藍染めにもいろいろあることや
阿波藍の歴史についてお話ししました。

自然を利用してきた先人の知恵は素晴らしいですね。

そして、染め方や模様のつけ方をご説明しました。
模様も身近なものを使っていろいろできますよ!


模様の見本

それでは、藍の生葉染めの作業を開始です。
バンダナを染めます。

① 模様つけ
ビー玉や洗濯ばさみ、竹の棒、輪ゴムを使って自由に模様をつけました。
出来上がりが楽しみですね。






② 染め液作り
 藍の葉に水を加えて、ミキサーで細かくします。



 細かくなったら、ゴミネットで濾して葉を除きます。


液を絞ります

 薬品(ソーダ灰とハイドロサルファイト)を加えて、
 混ぜて溶かして染め液ができ上がります。



③ 染め
模様付けしたバンダナを水にぬらして軽く縛り10分程染め液に浸します。
よく染まるように染め液の中で布を動かします。





染め終わったら、模様付けに使ったビー玉などを外し
水洗いをします。

まだ、緑色。
いつ青い色になるの?
ちゃんと藍色に染まるのかな?
皆さん、不安そうです。


洗いを繰り返して
空気に触れると、鮮やかなブルー色に!!

自分がつけた模様が現われて、
感動です!!



展覧会!
皆さんに模様の紹介をしてもらいました。

作品の展覧会




バンダナを乾かしている間に
植物園で作っているグリーンたい肥のお話を聞きました。

公園や街路樹のせん定枝をチップに細かくして積み上げ
発酵させて、約4カ月かけてたい肥化しているそうです。

せん定枝はこうやってリサイクルされて、また土に還るんですね。
たい肥化したものは、一般に配布してくれています。

自然の循環の取り組み、素晴らしいですね。



アンケートを書いていただき、以上で、
第4回里山自然体験を終了しました。

代表のご挨拶

最後に、みんなで写真を撮りました。



皆さんとても上手に染められています。模様もそれぞれ個性的で素敵ですね!
世界にひとつだけのバンダナ、活用してくださいね。
暑い中、ご参加ありがとうございました。