こんにちは、徳島市ecoリーダー会です。
「徳島の豊かな自然を子どもたちに伝えたい!」と
環境保全活動をしています。
8月10日(土)に里山自然体験【第4回】
「藍の生葉染め体験・グリーンたい肥のお話」を
とくしま植物園で開催しました。
(日亜ふるさと振興財団助成対象事業)
(日亜ふるさと振興財団助成対象事業)
11組29人の親子がご参加くださいました。
会場の〝緑の相談所〟 |
会員手作りの竹のイベント案内と鹿威し |
徳島の藍染めは〝阿波藍〟として昔から親しまれてきました。
天然藍の持つ色の美しさ、自然な風合い、がとても魅力的です。
藍染は、「すくも」を作り発酵建てで行われますが、
生葉で手軽に染める方法もあります。
今回は、とくしま植物園で育てた藍を使って
生葉染めを行いました。
こちらが、今回使う藍です。
刈り取りをしました
材料&道具類
受付け
里山自然体験、始まりました。
「藍のお話し」と
そして、葉っぱをちぎって
葉を集めました。
葉100gを計量します |
材料&道具類
藍の葉、バンダナ、薬品2種類、軽量カップなど | ||
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受付け
代表よりご挨拶 |
「藍のお話し」と
模様のつけ方を説明しました
模様の見本です |
藍の生葉染めの作業を始めました。
●模様つけ
ビー玉や洗濯ばさみ、竹の棒、輪ゴムを使って
子どもたちは、自由に模様をつけていました。
出来上がりが楽しみ!
●染め液作り
藍の葉に水を加えて、
ミキサーで細かくします。
細かくなったら、ゴミネットで濾して
葉を除きます。
薬品(ソーダ灰とハイドロサルファイト)を加えて、
混ぜて溶かします。
葉をミキサーで攪拌し、ゴミネットで濾しています |
ゴミネットで葉を濾し、慎重にギューッと絞ります |
薬を入れて混ぜ混ぜして染め液完成 |
●染色
染め液に模様付けしたバンダナを水にぬらして軽く絞り
10分程度染め液に浸します。
ムラにならないように布は液につけたまま 揉んだり広げたりして動かします |
染め終わったら、模様付けに使ったビー玉などを外し
水洗いをします。
空気に触れると、鮮やかなブルー色に
素敵な模様が現れたね☆☆☆
どれも個性的です。
世界に一つだけのバンダナが風になびいて
涼しげです~
みんなで写真を撮りました。
藍色に思い思いの模様が描かれてとっても素敵ですね☆☆☆
●グリーンたい肥のお話
藍の生葉染めが終わってから
とくしま植物園の
グリーンたい肥のお話を聞きました。
とくしま植物園では
公園の樹木や街路樹を剪定して出来た枝葉を使って
グリーンたい肥を作っています。
公園や街路樹で剪定した木をチップにし、
米ヌカやEM活性液をかけて
有機物を分解・発酵させ
たい肥を作っているそうです。
出来たたい肥は、イベントで配布したり
公共施設の緑化に使用されています。
不要の枝葉をたい肥化することで
資源の循環ができる、
とても環境にやさしい取り組みですね。
グリーンたい肥のお話を聞いてから
たい肥を作っている〝緑のリサイクルセンター〟
を見学しました。
緑のリサイクルセンターは
とくしま植物園の中にあります。
緑の相談所から
公園の中を歩いて移動しました。
●緑のリサイクルセンター
剪定した木をチップにする、チップ棟です 中にチップにする機械があります。 |
次に、たい肥棟に移動しました |
左に見える横に長い建物が
たい肥棟です。
コンクリートで区切られて部屋になっています。
チップは、水をまきながら積み上げ
米ヌカとEM活性液を均一に散布します。
水分補給や切り返しを行って発酵・養生をしながら
左から①⇒②⇒③⇒・・・⇒⑨
と移し替えていき、
約4カ月で完成します。
NO.① たい肥化の一番目です。
チップに水をかけて積み上げ、米ヌカ、EM活性液を均一にかけたものです。
みなさん興味深く話を聞いています
NO.④? 移し替えて4番目、ちょうど中間くらい、発酵熱で暖かい こなれてきた感じです。興味津々で、見学されています。 |
NO.⑧?最後です チップは発酵熱で暖かくずいぶん黒くなりたい肥化しているのが分かります 参加者さんが庭に入れたいと話されていました。 |
普段見れない
身近な樹木の剪定した木を
たい肥にしてリサイクルする工程を見学して
自然の営み(循環)の一端に触れることができました。
森や林の中や
身の回りの自然環境で
自然に繰り返されている循環を
感じることができました。
研修室に戻り
とくしま植物園のお話を聞きました。
とくしま植物園は、山のすそ野に作られていて
とても広い面積だそうです。
ドングリなど実のなる木もたくさんあり
散策する道もあって
自然を楽しめる場所です。
市民が自然に親しむ
憩いの場所として
もっと利用していきたいと思います。